江戸の武士の給料を現代換算
「○石取り」「○俵取り」といった江戸時代の武士の禄高を、米の量(kg)と現代のお金(円)に換算するツール。知行取りは四公六民などの年貢率から実際に受け取る米を計算し、現代の米価で年収の目安が分かります。
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入力
禄高の単位
既定は約970円/kg(総務省 小売物価統計調査 2026年5月・東京都区部のコシヒカリ5kg 4,870円)。精米の店頭価格を玄米の量にそのまま掛けています
計算結果
現代換算の年収(受け取る米・目安)
約 5,820,000円
石高(換算)
100 石
米の量
15,000 kg
受け取る米の量(40%)
6,000 kg
| 石高(換算) | 100 石 |
| 米の量(玄米換算) | 15,000 kg |
| 禄高の米すべての現代換算(知行取りは知行地の収穫高) | 約 14,550,000 円 |
| 受け取る米の現代換算(40%) | 約 5,820,000 円 |
計算方法・使い方
- 禄高を石高(○石)または俵(○俵)で入力し、現代の米価(円/kg)を指定すると、米の量と年収の現代換算額を計算します。俵取りの場合は1俵=玄米約3.5斗(約0.35石)として石高に換算します。
- 1石はおよそ玄米150kg・容積で約180Lに相当する代表値として計算しています。米価の既定値は総務省「小売物価統計調査」2026年5月の東京都区部のコシヒカリ5kg 4,870円(約974円/kg)を丸めた970円/kgで、精米の店頭価格を玄米の量にそのまま掛けているため、やや高めの目安です。
- 「○石取り」の知行取りは、禄高が知行地の収穫高(表高)を表し、武士が受け取るのはそのうち年貢として納められる分です。四公六民なら収穫の4割(公の取り分)、五公五民なら5割を受け取る米として計算します。俵取り(蔵米取り)は俵数がそのまま支給される米なので「全額」を選んでください。受け取った米からさらに家臣・奉公人の扶持などを賄ったため、自由に使える額はもっと少なくなります。
- ここで使う1石=150kgや1俵=0.35石といった換算値は地域・時代・米の種類によって幅があり、本ツールの結果はおおまかな目安です。正確な金額を示すものではありません。
- 米の価値と現代の生活費は構成が大きく異なるため、米価だけで年収を換算した金額は当時の暮らし向きそのものを表すわけではありません。比較の手がかりとしてご利用ください。
計算例:100石取りの武士の年収は?
初期値の100石、米価970円/kg、受け取る割合「知行取り・四公六民」で計算すると、禄高の米は15,000kg(1,455万円相当)で、武士が受け取る米はその4割の6,000kg、年収の目安は582万円と表示されます。1石=玄米約150kgとして100石×150kg=15,000kg、年貢として受け取る4割が6,000kg、これに米価970円を掛けた値です。
米価の初期値は、総務省「小売物価統計調査」の2026年5月・東京都区部のコシヒカリ5kg 4,870円(約974円/kg)を丸めたものです。米価を変えると結果は大きく動き、米が安かった時期の感覚で450円/kgを入れると、同じ100石取りの年収は270万円になります。この換算は「どの時点の米の値段を物差しにするか」でほぼ決まる数字だと考えてください。
知行取りと蔵米取りで「○石」の意味が違う
江戸時代の武士の給料には大きく2つの形がありました。知行取りは領地(知行所)を与えられ、そこから上がる年貢を収入とする形で、「100石」はその土地の米の生産高を表します。武士の手に入るのは年貢の分だけなので、年貢率が四公六民(4割を年貢、6割を農民の取り分)なら、実際の収入は約40石です。本ツールの「知行取り・四公六民」はこの4割を受け取る米として計算し、五公五民なら5割になります。
蔵米取りは幕府や藩の蔵から米を直接受け取る形で、町奉行所の同心によく見られた「30俵二人扶持」のように、俵数と扶持で表します。蔵米は支給される米そのものなので、受け取る割合は「全額」を選びます。30俵は1俵=0.35石の換算で10.5石(1,575kg)となり、970円/kgなら約153万円です。扶持(1人扶持=1日玄米5合、年に約1.8石)は本ツールの入力に含まれないので、二人扶持ぶんの約3.6石を足した14.1石を「石」で入力すると、約205万円になります。
換算値の幅と、この計算の限界
1石=150kg、1俵=0.35石はいずれも代表値です。1俵の容量は時代や藩によって異なり(幕府の蔵米は1俵=3斗5升ですが、4斗入りの俵もありました)、玄米か白米かでも重さが変わります。
さらに影響が大きいのが物差しの選び方です。江戸時代は生活費に占める米の比重が今よりはるかに大きく、米価だけで換算すると当時の豊かさを低く見積もりがちです。大工の賃金や金1両の価値を基準にすると、同じ禄高でも数倍違う金額になることがあります。また武士は家来や奉公人を養い、身分に応じた支出も求められたため、表示額がそのまま自由に使えたわけではありません。結果は「当時の禄高の規模を、今の米の値段に置き直した目安」として読み、正確な年収の比較とは考えないでください。
よくある質問
- 1石は今のお金でいくらですか?
- 1石は玄米約150kgなので、初期値の米価970円/kg(2026年5月の小売物価統計・東京都区部のコシヒカリにもとづく)なら約14万5,500円、450円/kgなら6万7,500円が目安です。どの時点の米価を使うかで金額は大きく変わります。
- 1俵は何石・何kgですか?
- 本ツールでは幕府の蔵米の例にならい、1俵=3斗5升=0.35石(玄米約52.5kg)で計算しています。現代の米俵は60kgが一般的で、時代や地域によって容量は異なります。
- 四公六民とはどういう意味ですか?
- 収穫の4割を年貢(公)として納め、6割を農民(民)の取り分とする年貢率のことです。知行取りの武士の収入は年貢の側に当たるため、四公六民なら知行高の約4割が実際の取り分になります。本ツールの「知行取り・四公六民」はこの4割で計算します。
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